新宿・花園神社境内

特設紫テント

東京都新宿区新宿5‐17‐3

地下鉄丸の内線・都営新宿線「新宿3丁目駅」B3出口徒歩3分

JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口徒歩7分

スタッフ

照明=泉次雄+ライズ 装置=大塚聡+百八竜

音響=N-TONE 音楽=大貫誉 振付=大川妙子

殺陣=佐藤正行 美術助手=野村直子

宣伝美術=宇野亞喜良 / 福田真一

協力=ケイダッシュ / ワンダー・プロダクション

劇団1980 / JSK / ライズ / 大塚聡アトリエ

エスエープランニング / 大須賀博 / 松本慎平

◉チケット料金

階段指定席   前売 4,500円    当日 5,000

桟敷自由席   前売 3,500円    当日 4,000

※棧敷自由席は日時指定整理番号付き

 

学生席  前売・当日 2,800円(棧敷自由席限定)

※要学生証、新宿梁山泊扱いのみ

加藤亮介

傳田圭菜

海老根寿代

小椋麗華

神谷沙奈美

大田怜治

清水修平

清水美帆子

 1987年に『パイナップル爆弾』で旗揚げして以来、新宿梁山泊は30年の年月を重ねてきた。当時のメンバーで現在も在籍しているのは、座長の金守珍と三浦伸子の二人だけになった。だが、劇団員は替わっても、熱気に溢れる舞台は、独自の作風を築き上げてきた。それは一つの伝統となって、若い俳優たちに引き継がれている。

 初期の頃の梁山泊は、鄭義信の戯曲を軸に、『千年の孤独』『人魚伝説』という圧倒的な作品を生み出した。状況劇場、黒テントに在籍していた在日韓国人を中心に結成された往時の志が、舞台創造の原動力となっていた。同時に、梁山泊は主役級がずらりと揃う屈指の俳優集団でもあった。

 その後、種々の劇作家の作品を手がけ、作風も変化していったが、やがて金氏の師匠でもある唐十郎作品がレパートリーの核になり、彼らの作品は唐の言葉と作品の検証に向っていった。『吸血姫』『唐版・風の又三郎』といった初期の状況劇場の作品は、唐世界の丁寧な掘り返しでもあった。李礼仙の伝説的な舞台『二都物語』を水嶋カンナが引き継ぎ、アングラ演劇の伝説を進んで引き受けようとしてきたのも新宿梁山泊の新しく進むべき道だった。

 ここにたどり着くまでに、金守珍には一つの確信があったに違いない。1960年代に東京で起こったアングラ演劇という稀有な「演劇革命」は、ようやく第一期を終え、第二期に入ったばかりだ、という認識である。それは10年刻みで歴史を輪切りにするジャーナリスティックな視点ではなく、40年・50年単位でゆるやかに転回していく歴史観に基づいている。

 金氏はアングラ演劇の方法と思想は今なお有効だと認ずる。だからこそ、唐十郎によって牽引されてきたアングラ演劇を継承し、発展させていくために、短時日で消費し、安易に終わらせてはならないという覚悟があるのだ。演劇を長い目を見ていこうとする金守珍氏のこの構えに、わたしは共感を覚える。

金守珍

大久保鷹

大鶴義丹

湯江タケユキ

趙博

三浦伸子

渡会久美子

水嶋カンナ

広島光

染野弘考

小林由尚

申大樹

佐藤梟

神原弘之

小出康統

格清俊光

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